Exifについて調べてみた
おばんです、最近作業用BGMが尽きてきたのでぜひオススメのBGMとかアーティストがある方は教えて欲しいと思っている田中です。
今回はExifについて調べてみました。
対象読者
- Exifについて知りたい方
- アプリ開発で写真情報を扱う方
動機
調べようと思った発端はブログに貼る画像に関する社内チャットの会話。社長の「ブログを書く時にGPS情報とか気をつけてね」という話から。そういえばExifとかいう名前の情報が画像にくっついていて、GPS情報なんかをもっているのは知ってるけどどんなものなのか、どういう情報が含まれているのかとかは知らなかったので調べてみることにしました。
Exifとは
概要
IT用語辞典バイナリより引用。
Exifとは、デジタルカメラで撮影した画像データに、撮影条件に関する情報(メタデータ)を追加して保存できる、画像ファイル形式の規格のことである。
Exifでは、撮影した画像データと併せて、撮影した日時やデジタルカメラの機種、絞り値、画素数、ISO感度、色空間、といった情報をまとめて記録することができる。本体の画像データの他に、サムネイル画像のデータも記録しておくことができる。これらの付加情報によって、データの管理や、機器同士の正しいデータ交換、最適な設定での出力などが実現されている。
つまり画像データに関する付随情報がExif。
画像データそのものを参照することなく、Exifのプロパティを参照することによって画像ファイルのフィルタやソートを行ったり管理をしやすくするのが目的でしょう。
Exifに含まれる情報
wikipediaより引用。
- 撮影日時
- 撮影機器のメーカー名(製造・販売元)
- 撮影機器のモデル名(カメラ付き携帯電話・スマートフォンの機種名など)
- 画像全体の解像度
- 水平・垂直方向の単位あたり解像度
- 撮影方向
- シャッター速度
- 絞り(F値)
- ISO感度
- 測光モード
- フラッシュの有無
- 露光補正ステップ値
- 焦点距離
- 色空間(カラースペース)
- GPS情報 - GPS付きカメラの場合、緯度・経度・標高など。
- サムネイル(160×120画素)
アプリ開発だと撮影日時、解像度、GPS情報などをよく利用しそうですね。カメラアプリであればフラッシュの有無、絞りなどを活用するかもしれませんね。
まとめ
Exifは画像データに付随する情報のこと。その内容は画像の解像度やGPS情報、撮影時の情報などでした。
よく探偵モノの作品で「撮影日時を写真のデータから見ることができて、この写真はこの日付に撮られたからアリバイになる!」とかやってるのもこの情報でしょう。Exif情報は書き換えできるのでアリバイにはならないはずですが。
ハッカーや情報捜査の海外ドラマなんかでも出てくる場面がありますね。「このサイズ以下の画像をピックアップして〜〜」とか、「画像データを元に個人情報を盗み出す」などなど...。
お話の中でも出てくるような有名な情報ですが、善意のもとに今後のアプリ開発に役立てていきたいですね!
ちなみに
動機でも触れましたが、GPS情報を画像に含めた状態でSNSなどに投稿するとその画像を元にして個人情報が特定されてしまう危険があります。自宅の位置などは重要な情報なので特に注意が必要です。
iPhoneの場合はカメラアプリで撮影した写真にGPS情報を含めるかどうかの設定ができます。
設定 > プライバシー > 位置情報サービス > カメラアプリ
から設定のオン/オフを切り替えることができますので、適宜設定してみてください。